5月より、全12回の表題の講座が洲本市内で開かれており、今更ではありますが、防災の基本的な知識を習得すべく参加しています。
淡路各地から自営業者や主婦、自治会長、病院の管理職や定年退職した方、消防士を目指す若者など様々な方が参加されています。
第三回目は講師に元兵庫県防災監で日本赤十字社兵庫県支部長の東田雅俊氏、人と防災未来センターの奥村与志弘氏、NPO法人安全安心のまちづくり機構代表理事で一級建築士の藤本桂三氏をお招きして、地域リーダーの心得、室内安全対策等々についての講義を受けました。
非常時は周囲に影響力のある人物がいかに振る舞うかとした上で「地域のリーダー、ましてや行政や研究者にも100%はない、最悪を想定して、楽観的に行動していただきたい」
「研究者はすべてが後付け、一生に一度あるかないかの巨大地震に想定も何もない、まずは家族、そして自分の命を大切にし、1mでも高い場所へ、そして、第一波が終わっても海岸線に絶対に近づかないこと」
「これからの津波防災は、迅速に避難し、長期的に安全な場所にいられるか」
「ゴールのない防災、蓄積される防災を!」
奥村研究員は現在も南三陸町の復興基本計画の策定委員として兵庫県と宮城県を行き来しながら講演されています。
今回、震災に遭われたすべての市町村の浸水域人口に対しての死者行方不明者数など、詳細な報告も受け、日本全国の約6割の海岸堤防が耐震診断なされていないとの報告もありました。
講座は12月まで開催され、防災士の試験へと続きます。
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