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更新が滞っていますが、この間も淡路島の行政から民間の多くの方々が被災地に金銭的・物資的・精神的な支援の手を差し伸べています。
私も自分のできる範囲でと動いているつもりでしたが、友人の市議らと話していて、やはり市議の立場で最大限できることをしなければと気付かされているところです。なかなか難しいところではありますが、動きながら考えます。
一昨日は大阪のとある街で今回の津波に対する南あわじ市の初動体制と、私が避難しながら気付いたことについてお話しさせていただきました。会場の方からは私が南あわじ出身ということもあってか、食い入るように私の話を真剣に聞いてくださいました。
私の住む阿万西町地区では津波警報と避難指示が発令されたにも関わらず、避難者は、10名ほどでした。
海岸沿いの防災スピーカーや消防団の巡回は素早い対応でしたが、中には聞こえない場所、全く地震に気付かず夜まで仕事をされていた方がいたことも事実としてお聞きしているのが現状です。
きっと1.0mという予想がテレビで流れていたこともあって、「1.0mぐらいだったら大丈夫だろう」「自分は大丈夫だろう」という感覚を持たれた方も多かったのではと推測します。
「1.0m」が大丈夫。「5.0mは危険」なんて誰も言っていないのに人間の判断と言うのは本当に勝手でよくわからないものです。
自主防災組織というものがいかに形骸化して、酷いところでは書面だけの組織であるということを避難所や海岸沿いを行き来しながら身を持って感じました。危機意識が高まっている今こそ、再度の協議を行う必要があると感じています。
また、協議を行う上でも地域の方々が中心になって議論していただかなくてはなりません。市内21地域、203単位自治会すべての地域の方々の意識にかかっています。
組織というものは「組織をつくる」のが目的になってしまいがちです。何を成す為に集まるのか?ここを外したらいくら時間を割いても何も生み出すものはありません。
防災課の方々も今回の東北地方の津波の状況を受け、平時に地域に積極的に出向くべく頑張ってくれています。今ほど地域が一体とならなければならない時はありません。皆様方のご協力をよろしくお願いします。
震災後、阿万海岸についても、付近の地権者の方からありがたい申し出をいただいています。まだまだ具体的な話にはなっていませんが、少しずつ地域としての防災意識が高まっている今、行政と住民の間に入って行動していきます。
福良地区では20日に「防災フェア」というイベントが企画されていたようですが、昨日、中止となっていたと後になって聞きました。なぜなのでしょう?またお聞きして回りたいと思います。
だんじり祭りが中止となったことに対してもいろいろな意見が出ていますが、ならばその経費を市民にみえる形として義援金として被災地に送るべきではないかと市に訴えています。ただただ自粛ムードで祭りを中止にするのなら何の意味も持たないと思ったからこその提案なのですがどうでしょうか。
現在の市の方針としては「支援は継続的にやらなければならない」とのことで、今は人的支援について力を入れており、徐々に充実させている現状であるとのことでしたが、まずは南あわじ市から被災地に向かわれる方々の健闘を祈っています。
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