名古屋市議会への批判の嵐を見ていると、胸がいたむ。内情を知らないので勝手なことも書けないと思っていたけど、これだけは書いておかなければならないと思うので書きます。
「何でお前のような田舎市議が、名古屋に向かって」と言われますと、名古屋市内に身内がたくさんおりますので。
おそらく人気の名古屋市長を批判したら世論に吹っ飛ばされてしまうだろうとの思いから、なかなか誰も反論できない雰囲気になっているのかも知れない。いや、マスコミが面白おかしく報道しすぎているだけかも?あまりに議会の意見が報道されない。
報酬・定数は多すぎるかどうかは分からないが、そもそも市長提案ということ自体が越権行為と感じており、名古屋市長の理念には賛同できても、手法は今のところ乱暴としか思えない。
どちらも選挙で選ばれたとはいえ、行政代表色の強い市長が住民代表の議会を半減させようとしているのだから、はっきり言って独裁者である。
名古屋市民が議会解散してでも独裁市長を再選させるのであればそれでいいのだが、今の憲法や自治法ではそれはなじまないし、僕が名古屋市長の手法に理解を示してしまうと地方議会の弱体化を容認することになるのでできない。これも地方議会端くれの一員としての責任だと思っている。
南あわじ市議会も報酬・定数と批判の風にさらされ続けながら闘っている。
報酬は385,000円×16.1ヶ月(議員年金と所得税で実質の手取は280,000円)、政務調査費は年間150,000円、定数は20人。
定数は前回の選挙から28→20に削減。もっと減らせと言う意見も聞いております。報酬は現在、特別職報酬審議会で審議していただいていますが、「下げれ!!」と言われれば下げるほかありません。
定数・報酬を下げれば、若い人や女性が立候補しにくくなると言う意見があるようですが、それは一般論として当選しにくくなるのです。選ぶのは住民です。必ずしも志がある方が立候補・当選できないと言うことではありません。
明日は議会最終日。市民代表の庁舎等公共施設整備検討委員会の答申によって作られた新庁舎建設案からの基本設計料を含む22年度当初予算案を市民代表の市議会が意思決定する日です。心して挑みます。
議会報告会か新聞作成かそろそろ準備も始めなければ。
世間の常識様
ご指摘のコメントありがとうございます。
今の経済状況で報酬において議会·行政目線は市民から遠ざかっています。せめて報酬以上の働きはしなければと思いこれまでも議員活動(個人として)をしてきました。
しかしながらまだまだ議会活動(議会として)においては住民感覚とはかけ離れたようにしか映っていないと思います。
機関としての報酬カットは実現していません。そんなことからも第三者機関の報酬審議会で議論をして頂いています。
報酬しかり定数しかり、議会のあり方全て含めてこのままではいけないと全国の地方議会で改革が始まったという経緯があります。
その矢先の河村市長の言動はルールを通り越えて、地方議会の理解を通り越しています。思いは否定しませんがルール違反には違いありません。
議会は市民の代表機関であり、憲法·地方自治法は市長の独断専行を許していません。
ご指摘の点は十分に理解しています。報酬のために議員をやらせていただいる訳ではありませんので。
投稿情報: いでひろ | 2010-03-30 11:52
6198500円の年収今の南あわじ市民感覚からして低いと思っている人が何人いるか考えて見なさい。
年金、所得税、皆苦労して払っていますよ。
河村名古屋市長の考えの方が、市民感覚としては当たり前のように思いますが。
一般市民がどんなに苦労して税金納めているか、あなた方には理解できないのか良く考えて発言しなさい。
投稿情報: 世間の常識 | 2010-03-29 08:28