徳島大学主催の「どうする地域の再生~住民主役のまちづくり~」に同僚議員とともに参加しました。第一部の片山善博前鳥取県知事の基調講演では、「限界集落の発生原因は教育委員会の形骸化が進んでいるためだ、都会に追い出す(学歴志向)教育方針を改善すべき」、元自治省出身者として「地方自治体は国の施策にだまされるな!!」、「地域産業の衰弱はスマイルカーブにあり!!」、「行政は市民の自立を推進する施策に税金を使うべき」「行政(国・県立大学)は特許申請の時代」等々、県知事時代の裏話を含めてあっという間の1時間でした。
現在は慶応大学大学院教授・鳥取大学客員教授をされています。会場から「総理大臣になってください」との声もあり、楽しいひと時でした。国に頼らない自治体になるため、早期の財政再建が必要だと改めて感じます。
時計の下におられるのが「片山前知事」
第二部のパネルディスカッションでも「法律が読める自治体職員の養成」「地域学」「文化・芸能・民俗風習」「図書館」の必要性について訴えられました。道路特定財源についての政府与党への苦言、ふるさと納税に対する苦言もあり、暫定税率はまだしも、特定財源の「特定」の撤廃を求められていました。さすがは改革派と言われている元知事。「リーダーにしかいえない言葉」が多くありましたが、これぞリーダー像ですね。
会の後、あつかましく名刺交換もさせて頂き、徳島大学の方には「うずしお世界遺産運動」の呼びかけもさせて頂きました。地道にコツコツやります。
このような講座があることに羨ましさを感じます。淡路島にももっと大学を・・・。
スマイルカーブとは?
地方の産業は「底」の部分を占めており、いくらがんばっても収益が上がらない、一方で都市部などの商品開発や販促(メディア)産業が収益を上げているということ。
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