全10回の南あわじ市政経塾(商工会主催)も残すところあと2回となりました。第8回目の今回は「三原高校2年5組(科学コース、昔の理数コースといったところ)」との意見交換会。
事前に商工会事務局さんの尽力で三原高校1,2年生全員のアンケートをとり、結果をもとに南あわじに足らないもの、欲しいもの、将来の夢、将来淡路に帰ってくるかどうかなどを高校生にインタビューしてきました。
その中で興味のあった発言を一部報告させていただきます。
1.電車が欲しい
らんらんバスや高速バスが整備されているのはそれはそれとしていいけど、中高生の視点に立った交通手段も考えて欲しい、親の車に乗せて貰って「ジャスコ」「イズミヤ」に行く年頃でもないし、自転車では限界があるから。という意見。和歌山と洲本を橋で結んで新幹線を通す?計画も一応残ってはいるようですし、採算さえ合えば、また電車の復活もありかもしれません。
2.神戸・大阪が遠い
現状の僕ら(30代)でも思いつかない提案でした。「三宮まで30分でいければ淡路に住みたい」という発言もありました。僕ら(30代)は三宮まで船に乗って3時間かけていたので今の高速バスで十分満足していました。通行料金(陸の港西淡→三宮・2000円)も高いという意見が大半。やはり明石海峡大橋の値下げを含め高校生も切実に考えているようです。
3.一流企業を誘致
「トヨタ」「ソニー」等、具体的な社名を出して熱心に語ってくれました。一流企業はなかなか難しいでしょけども「働く場所」さえあれば、自分たちは淡路で働いて暮らしたいということでした。企業誘致についても明石、鳴門海峡の通行料金を含めた取り組みが必要と思われます。
淡路3市長を筆頭として明石海峡大橋の料金値下げ、無料化、淡路が一つになって進めていくのが行政、議員の役目のようにと思った次第です。
いろいろ他にも意見があったのですが、話をしていて思ったのは、高校生といえど「将来の夢」をはっきりと持っており、現状の淡路島の人にもなんとか頑張って欲しいということ。夢のような話がほとんどでしたが有意義な時間を過ごせました。
現状に満足することなく、若い世代の意見も市政に反映していけたらと思った一日でありました。
大の大人が教室で議論するこの光景、少し面白おかしかったです。
班分けをして、短い時間ではありましたが、意見交換。
今後も「2年5組(進学クラス)」だけでなく、すべての高校生の意見を聞くことができるような場を作っていくことも必要ではないかと思いました。
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