写真は今月上旬。鳴門市役所内に立つノボリです。
「うず潮を世界遺産に」と議会で訴えてから、はや5年近くが経とうとしています。20年ほど前にも鳴門市側から同じ動きがありましたが、しばらくの間とん挫したままになっていました。
鳴門市は今年度からうず潮を含む鳴門海峡の世界遺産登録を先に見据え、鳴門海峡全体の保全・知名度アップ・観光振興を図るべく具体的な運動を展開されることになっています。これは新市長の公約で動きだしました。
※震災前夜の3月10日にも鳴門市の職員の方々との打ち合わせを行いましたが、翌日からそれどころではなくなっていましたので書くのが今頃になってしまいました。
現在、淡路島内でも鳴門市側と歩調を合わすべく、さまざまな団体で協議が行われています。
壁は非常に高いですが、最近は国・ユネスコの世界遺産に対する考え方も変わってきていると聞きます。
「鳴門海峡」は生活文化遺産や複合遺産。そして、考え方によってはジオパーク構想にも近いものがあります。
沼島の褶曲は、関係者の方々のご協力をいただき、とりあえずは「日本地質百選」に登録させていただくこともできました。
最近ではユネスコではありませんが石川県・能登半島と新潟県佐渡市が登録された「農業遺産」まででてきました。
少し話がそれましたが、まず世界遺産登録までには「国内暫定リスト(国内選考)」というものがあり、まずはそこへ名乗りでなければなりません。現状はそれすら募集が止まったままとのこと。
これからも一つひとつの課題を慎重に解決していかなければなりませんが、いずれにしても、目標は高く。
あきらめたらその時点で終わり。ただそれだけのことです。
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