早いものであの日から13年が経ちました。当時僕は学生で大阪で一人暮らしをしていた時で、淡路·神戸の知り合いの家が全壊したり、家族の方がなくなったり、親が職を失ったりと僕の周辺も本当に悲惨な状況でした。
当時の状況はそれなりに大阪から気にはしていましたが、野次馬半分で現地を訪れるのも迷惑だし、今思えば大して気にする程ではない後期試験と時期が重なった事もあって現地に行くことはありませんでした。
毎年この日になると「やはり行って何かすべきだったのか」と思い返してしまいます。
いずれにしてもすべての人が現地に行ってボランティアをしようと思ってもそう簡単に行けるものでもありませんし、普段からボランティアに関心を持ち、それなりの講習や登録制度、ボランティアコーディネーターなどの窓口を知っておく事も必要なのかも知れません。
新聞記事で井戸知事が「復興宣言をしない」考えを表明しました。震災を経験した我々には後世、世界に伝える責務があり宣言すべきでないとのことでした。
緊急地震速報、自主防災組織、防波堤、耐震補強、避難場所の整備、備蓄食料、普段からの訓練等々、いろいろと経験を生かさなければなりませんが、いつ来るか分からない見えない敵とどう戦うか、ある記事では「精神的にも強くなければならない」というコメントもありました。
まずは皆さん自身の周辺から備えていただきたいと思いますが、行政としても市民の危機意識の持続を促す事だけでなく、やはり広範囲にわたるソフト、ハード面の整備も継続して取組まなければならなりません。
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