先日排出量取引の内容を詳しく知る機会があり、それから自分なりに考えてみました。簡単に言うと、地球温暖化の一番の原因の温室効果ガス(二酸化炭素等)の削減のため、技術や設備、排出権利などを売買することです。いままでなんとなく地球温暖化防止のことは気にしていましたが、恥ずかしながら議定書の詳細までは把握していませんでした。
世界的な削減効果には期待できますが、今の状態では日本政府は、2012年以降、排出権を買ってでないと議定書を守れない事態にあり、毎年200億円の予算を組んで排出権を買わなければならないらしいです・・・。マイナス6%どころか+に転じているとか。こんなところにまで税金が使われてしまう時代が来てはいけません。
レジ袋を断ったり、割り箸を使わないとビニール屋さんと箸屋さんが倒産する???のかは分かりませんが、いまだ経済産業界の抵抗もあるようです。
しかし、人間はきれいごとだけでは何事も長続きしないということの結果のあらわれだと思います。テレビの電源をマメに消してみたり、ゴミの分別を細かくしてみたり、レジ袋を断ってみたりとしたところで、どうせ温暖化は止まらないという意見が国民にあるのが現状ではないでしょうか?
そんなことを言っているうちに2012年には「なんで京都議定書なんか交わしたんだ!」という声が聞こえてきそうなので、国はもっと京都議定書の内容を国民に知らしめなければならないと思うし、市役所も見える形で温室効果ガスの削減に取り組み、国にどうこう言われることなく自ら動いていかなければと考えます。
南あわじ市はバイオマスタウン構想を策定し、玉ねぎ残渣の炭化、光熱費の節約、BDFの促進など取り組みが行われていますが、一人ひとりが自分たちの子どものため、孫のため、もっと深く考えなければならない問題です。
最近、ビニール袋と割り箸を使うのに罪悪感を感じます。しかし、感じるだけで結局は使ってしまっています。もう一歩次の段階へ行くには?!
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