委員会メンバー、議会事務局、執行部3名で管外視察を行いました。諏訪湖周辺は諏訪平といって3市3町で都会からは少し離れた独特の自治体運営を行っています。淡路島の3市体制にも少し似たところがあるように思います。
長野県富士見町「デマンド交通システム」
昨年の福島県に引き続いての視察、福島大学の奥山教授が考案しNTT東日本と共同で自治体向けに行っています。前回は業者と懇談しましたが、今回は運営の商工会のみの対応でしたので自治体側の本音を聞くことができました。すばらしいシステムですが経費面(システム初期投資、更新料)で厳しい面があります。南あわじ市内においても淡路島全体を見渡しながら導入できないか検討を進めていきます。
長野県岡谷市「市民総参加のまちづくり」
人口規模は同じですが、税収が多く(精密機械工場の集積地)、市政施行後70年を数える歴史ある街です。自治基本条例を策定し、すべての市民がまちづくりに参画できるよう、数種類のメニューを用意しています。ある事業は100人委員会に少し似ていましたが、他にも「人材バンク」といって団塊の世代の退職者などが事前登録し、仕事、地域活動に参加できる仕組みも整えられつつあります。今後も注目して調査させていただきますとエール?をおくらさせていただきました。築20年の47億円の庁舎、議場には驚きましたが・・・。
長野県飯田市「UIターン事業」
長野県の南部に位置し、ほとんどの学生が名古屋へ就職し、毎年人口減の状況が続いています。そこで市の事業の1番の項目に「Uターン(一旦市外へ出た学生などが帰ってくる)」「Iターン(市外の人が移住して働く)」として力を入れています。市内の空き家、仕事を積極的に市外の人へPRし、半年で70人の人口増にこぎつけていました。7名の若手職員によるプロジェクトチームで職安・地元企業と連携を取りながら職業の紹介を行っています。
よく似た一般質問をしたことがあったので飯田市の職員さんに対して少し熱くなってしまいました。反省。
即刻、市政に取り入れることができるもの、精査が必要なもの、いろいろありますが管外視察を通じて得られた成果は最大限利用して議員活動に取り入れていきます。
超大型の台風が接近しています。自分の身の回りのことはできる範囲で対策をしておきましょう。
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