議会議員にとってはこれといって区切りはありませんが、年度末な雰囲気です。役所では大幅な人事異動も発表されています。
南淡南部土地改良区総代会
阿万地区の議員を代表して一言ご挨拶させていただきました。「土地改良区」とは何ぞやと思われる方もおられると思いますが、要は農業用水・排水の維持管理団体と思っていただいていいと思います。
議案を審議しながら、計画的に事業を進められています。まさに「阿万の農業」の縁の下の力持ちてきな存在で今までの、そしてこれからの農業を支えていく方々ばかりです。まるで農業のことを分かったような挨拶をしてしまいましたが、今年は久々に稲作でもしようと思っています。
県議会議員選挙告示
それぞれの候補者の思い、政策論はもちろんのこと、市民に対しては政治に興味を持っていただく最高の舞台です。
島内では無投票が2カ所ありましたが
選挙には出るまでが大苦労
立候補してからがもう大苦労
当選してからがもっとも大苦労
であると思います。これからの淡路島・兵庫県のためにこれからも頑張っていただきたいと思っています。選挙から遠のいている議員それぞれも初心を思い返す良い機会です。
夕張市
NHKで夕張市職員の退職のニュース映像がありました。胸が痛くなると同時に西淡公民館に来ていただいた職員さんの「こんな思いは夕張市だけで十分」という言葉を思い出しました。
「こんな思いは・・・だけで十分」
大事にしなければならない言葉です。
とある喫茶店で
「淡路島は一つ」
異論はありません。ただ、ビジョンが見えないところになんとなくよいのではないかといった認識では議員として議論の場にあげる自体「ナンセンス」です。ちょっと一般質問で取り上げましたが・・・(汗)。
三市体制が始まって2年。淡路一市の構想があいまい(正確には多くの政治家、団体の訴えが結局、島民に浸透しなかった)であったための結果であったと思われます。努力された方々を否定するわけではありません。島民(世論)が受け入れることができなかった結果だと思っていますが地域コミュニティが一番大事ということから、一市には後ろ向きであったことも理由にあると思います。
次のステップに行くためには、やはり今の3市体制をまず軌道に乗せ、その一歩上ということで「一市」を目指すといった構想が今は王道ではないかと考えます。そうしないと島民の意識もいつまでたっても旧町に帰りたいという後ろ向きにならざるをえません。
補助金等はもし合併が無くても減額せざるをえない状況であると思われますので除外していただいて考えていただきたいのですが、皆さんの地域コミュニティはどうでしょうか?合併により衰退しましたでしょうか?これから是非お聞きしてまわりたいと思っています。
へき地で生まれた僕にとっては「地元利益誘導」的な議員活動を求められるのも事実ですし、それも大事な仕事です。が、やはり「淡路一市」は研究すべき課題、できるできないは別にしても一市後のビジョンを描かなければならない立場にあると考えています。
行政体としての島内3市のデメリットは、いま思い当たるところではやはり県組織から見て県内自治体の中での淡路島の位置づけの低さが、淡路の発展を阻害しているというところです。
議員の声が届かなくなるのではないかと「議員の意見」がありますが、それは議員の資質、選挙区制でなんとかなると思いますし、行政参加は議員だけでもありません。行政本体が市民に対して耳をかたむければ自治会、任意団体の声、一人の声でも行政には届きます。
平成22年の「淡路広域水道企業会計の合併」総務省の指導による「自治体会計の連結決算」などによって3市の財政力の無さが浮き彫りとなり一市にならざるを得ないという理論や、合併特例が切れる8年後が目途という理論など他にも一市誘導論もあります。
「財政的な理由」ということではなかなか受け入れられにくいと思いますが、どのような団体でも「財政」が一番重要ということはわかっていただけるかと思いますし、正直お金が無ければ団体運営は成り立ちません。
まずは的確な行財政運営を進め、将来世代にツケを回さないという点では「淡路一市」「淡路三市」とも同じ方向性です。
ということで今のところは取り組んでいますが、結局のところ一市や財政健全化に向けては「情報発信」が今一番足りていません。議会としても会派としても一議員としても一生懸命取り組んでいきますので、今後ともよろしくお願いいたします。
支離滅裂ブログになってしまいました・・・。要は大きな課題ということで・・・。文章表現は難しい・・・・・。
最終日は一般会計予算案に減額修正案が議員提案されました。委員会では賛成であるのに修正案賛成の議員もおり、やや不自然に感じましたが、委員会において賛成の立場をとったので修正案には反対しました。修正案については賛成少数で否決され、一般会計は原案のとおり可決され、閉会しました。
今後は19年度の予算執行が適正になされているか、チェック機関として審査します。
定例会終了後、市長から台風23号被害の農業災害補助金について認識があまく不適切な事務処理があったと陳謝がありました。補助金のうち約30万円を返納し再発防止に全力で取組むとのこと。議会には早期に報告がなされましたが、市民についてもこれから報告させていただくとの報告がありました。
議会のチェックが行き届きにくいところであったことは事実ですが、議員としても反省すべき点があったかと思います。
夜は議長提案で行われた退職される職員の送別会に参加しました。「第二の人生に向けて」区切りとしての60歳、まだまだ若い方々です。健康をお祈りします。
本会議最終日は10時から各常任委員長・予算審査特別委員長報告のあと19年度予算・各議案について採決します。
本会議が終わると5月1日発行の「議会だより」の編集作業を始めます。委員長として今後の議会広報・広聴活動についても模索していきたいと思います。親しみやすい広報紙になるよう努めます。
今日は洲本の「県民局」に政治団体の収支報告書を提出してきました。他市の議員もゾロゾロ。お役所の書類作成は疲れます。郵送禁止とは困ったもんです。市役所で県の窓口業務もできないものかと思いますが、とりあえずは調査課題とします。
3月は妙に忙しいです。年度末という事で「師走」です。
そんな中、ひょかっと「休み」になりました。こういう日は読書に限ります。昔であればひたすら映画を観ていたのですが、最近買いだめしていた本が十数冊あるもので・・・。もちろん予算審査中ですので、予算書も傍らにおいてあります。
中島義道「私の嫌いな10の人びと」戦う哲学者だそうで、世の中の「まともな人」「いい人」を真っ向から批判しています。その中で「みんなの喜ぶ顔が見たい人」「いつも前向きな人」「自分の仕事に誇りをもっている人」などが嫌いということでした。
深く考えてはいませんでしたが、僕は周辺の人の喜ぶ顔を見ないと自分も喜べません。しかしそれは中島氏によると究極のエゴイストだということ、僕は「プラス思考」ですが、マイナス思考の人を調教するのは大きなお世話であるということ、何の役にもたたない哲学者や世の中の仕事になど誇りを持つべきでない等々の内容です。
もしかするとエゴイストです。人のためとは言いながらそれが自分のためと思っているのですからホントにわがままです。「プラス思考」も慎重さに欠けるとタダの能天気野郎です。人の心を探りすぎる哲学は嫌いです。
せめてもの著者への抵抗・・・。
十人十色、人生いろいろ、自分の価値観をあまり人に押し付けるのは良くないです。最近続いてました・・・。反省しきりです。
明日で19年度予算審査が終わります。一般会計予算は一括で採決します。予算審査をしていると地方自治法・地方議会の存在そのものについて考えさせられることが非常にあります。
全国の市議会での平成17 年度一般会計当初予算の審議結果
(全国778市)
原案可決 750市
修正可決 15市
否決 6 市
その他 7 市
2日間の発言の要旨を紹介します。16名の議員で構成する委員会ですので質問も多岐にわたっています。
歳入
広告事業について
以前から注目している事業ですが、まだ契約に至っていません。情報課の所管でホームページと広報に広告を募集していますが、これは市役所全体の職員が取組むべき事業であると考えており、あえて課長級以上のすべての職員が出席している予算委員会で発言しました。
何事も出だしが肝心です。早急に契約を取らなければと思っていただきたいものです。
歳出
総務費
非常用発電機について
市内5庁舎に自家発電設備が設置されてきましたが、災害時はどこでどのような停電が起こるかわかりません。市内各地の避難所にももちろん必要になってくると思いますので、今後導入するのであれば移動式の発電機の購入・リースに切り替えられるよう要望しました。
水産費
魚礁効果調査について
毎年、2,000万円を越える投資で魚礁を設置していますが、漁獲量にどのような影響が出ているか、具体的な調査結果を示していただけるよう要望しました。こまかな数字や、魚礁の直接的な効果は数字に出てきづらいとはわかってはいるのですが、調査結果は結果として公表していく必要があると考えていますので、近いうちに公表されるよう要望しました。なんとなく効果があるではやはり説明がつかないと思います。良い結果を期待しています。
県事業
フェニックス共済について
来年度より淡路屋根工事補助金制度を受けるにはフェニックス共済の加入が必須となっているものの、県内でも最低レベルの加入者数らしいので「工務店・ハウスメーカー・設計士」などに引き続き協力を仰ぐよう要望しました。県内でも一番地震・津波の心配が高い市町村です。兵庫県からも印象がよくないことは確かでしょう。
商工費
水仙郷の安全対策について
今シーズンは記録的な入込数で9万人を超えたようです。幸いけが人はなかったようですが、特に下り坂が非常に滑りやすく高齢者には危険ではないかと指摘をしました。あわせて市内の庁舎には「AED」が十分設置されていることに対し、息の上がる水仙郷や夏の海水浴場には未設置のようですので、早急に期間限定でも使いまわしでも設置すべきと要望しました。
消防費
消防団公務災害について
消防団の人員不足が全国的に問題になっています。特に昼間は地元といえど会社勤めしている団員も多く、昼間の体制が特に手薄です。大半の消防団OBの方は「現場でケガをすると保険がおりず、地元にも市にも迷惑がかかるので、手伝うことはできない」との認識をもたれていますが、実際は消火活動に当たるすべての人に保険が適用されることになっているということを「地域の自主防災組織」に説明されるよう要望しました。せっかくの地域防災組織です。消防活動にも進んで取組める組織力があります。消防団活動も時代の変化にあわせ、協力を得ざるをえません。
次回は26日です。教育費・災害復旧費・特別会計の審査を行う予定です。
だんじり唄練習
火・木・土曜日に練習をしていますが、団体競技?ですので、簡単に休むわけにはいきません。ストレス発散にもなるのですすんで参加しています。僕はすでに中堅ですが、若いメンバーもようやく板についてきているので、しばらくは継承していけそうです。
本番は4月15日(日)。唄の順番も15団体中「六番」に決まりました。体調・ギャラリー・時間的に最高の番号です。桜が散らないよう、雨が降らないよう祈っています。
卒業式
今年も阿万小学校卒業式に出席させていただきました。同級生の子どもが卒業生でした。時の経つ早さに驚きましたが、そんな歳の自分にも妙に納得。いつまでも「若さ」だけでは生きていけません。毎回のことですが、心が洗われます。
「一般公開しては?」と思いました。冗談半分で提案してみようと思いましたが。。。
兵庫県庁
地元の要望をもって「県土整備部長」にお会いしてきました。短い時間でしたが熱心に聞いてくれ、前向きな返答をいただきました。今月で退職されるとのことでしたが、兵庫県を愛する気持ちがヒシヒシと伝わってきました。60歳の退職は少し早い気がします。さすがに県の部長、落ち着きと知性を感じました。
今日は予算委員会2日目です。
18年度の一般会計・特別会計補正予算の採決、玉葱残渣炭化処理施設の契約の締結、教育委員の選任の同意を行いました。明日からは19年度の予算審査を行います。3月議会は長いです。28日まで続きます。
とある場所で参議院議員候補の方にお会いしました。国政に関してはやはり淡路島出身の方の必要性を強く感じるこの頃です。夏の参議院議員選挙には2名の淡路島出身の方が立候補を予定しています。
土日の引越し、宴席で少し無理をしました。筋肉と胃が痛く、眠気も普段以上ですが、今週も頑張ります!!
最近ブログをかなりさぼっています。本日より本会議・予算審査委員会がはじまります。
1.淡路一市
意見を聞いて回っていますが、「三市より一市」という方は多いです。何が理由ということは特になくても「一市!」という感じの方もいます。三市の合計人口がたった15万人だからという意見もあります。行政関係・経験者からは財政的に持たないとの理由で一市にならざるを得ないという意見も多いです。
島に住む人の生活がどう変わるか、外から見た「淡路島」がどうなるかということについての具体的なビジョンを示していかなければ闇雲に一市は軽率です。僕は一市に反対ではありませんが、何がどうなろうとも行政はまず情報公開、これが先です。
2.うず潮世界遺産
鳴門海峡で生計を立てている方への影響をきちんと調査、研究しつつ言い続けるつもりです。今、知床半島での世界遺産認定後の取り組みについて注目しています。地元漁業関係者の操業に支障が出ないよう工夫がなされているようです。先の本会議の東方クラブさんの質問では「兵庫県・徳島県」に打診をしてみるとの答弁もありました。
3.神戸淡路鳴門自動車道の無料化
低減化へ向けて淡路島の各種団体が一体となった動きが始まりつつあります。近い将来今の半額近くにしたい意向であると思います。「無料化」についてはなかなか難しいと思いますが、運動を止めてはいけません。将来は「無料!!」で!!
ここからフィクション
十数年後、1~3が実現したとします
2030年春の早朝。淡路島の縦貫道が慌しく動き出す。市内の朝7時の徳島・神戸行きのバスは学生とサラリーマンで超満員。洲本発だけでも20台を数える。淡路島は阪神地区のベッドタウンと合わせ、団塊2世などの移住により人口増が進み50年前の20万人台に回復。今も北部では人口増が続く。
淡路島が「一市」になり10年、国・地方の財政再建にも一応のめどが経ち、市内では市立病院や自衛隊施設、高齢者向け施設などの建設が急ピッチで進められている。島外資本の民間企業のビルや工場も増え、山間部にマンションが建ち始めた。日本のサラリーマンは休日も休みなく働き続けるは今や当たり前。両親が淡路島で老後を暮らしたいからと東京から引越しした男性(40)は「休みがあれば釣りでもしたいんだけどね」と疲れ気味。
一方で以前からすんでいた市民の反応は複雑だ。
隣近所に別荘が建ち、昔ながらの自治会は姿を変えつつある。「島外の高校への進学も増え、地域の子どもを取り巻く環境は複雑、治安もずいぶんと悪くなったのではないか」と元高校教諭の自治会長(61)は首をひねった。
島外資本の企業や大型ショッピングモールが進出し、昔ながらの商店街通りは市が進める区画整理計画によって、立ち退きを余儀なくされている。「昔からの住民には何の想いもないのか?」と商店街の店主(55)は市に対して声をあらげた。
団塊ジュニア世代の別荘改装ブームで長期低迷からようやく光が見え出した瓦産業はすでに大転換を迫られている。海外からの瓦屋根の輸入で一段と価格競争にまたしても火がついたのだ。東南アジアなどの研究者が発明した瓦は今やグローバルスタンダードになりつつある。価格・性能ともにすぐれ、新たな問題を突きつけられている。5代目の瓦職人男性(41)は「今まで何とか生き残ってきた、今度は世界を相手に考えないと・・・」と寝る間を惜しむ。
市のメイン高速道路ではあいかわらず渋滞問題が深刻だ。「昔は有料だったらしいけど、洲本~南淡路まで3時間かかったこともある、事故が本当に多い」と徳島のトラック運転手(23)は不満顔。「空気はおいしいけど電車がないのが信じられない」と神戸から転勤の父についてきた高校生の娘(16)はあきれ顔だ。市は高齢者福祉事業に懸命で交通手段は依然バス会社に頼るのみ。
一方農業・漁業は好調のようだ。観光客の年々増加や最近では海外からの観光客もあたりまえとなり、淡路の魅力が世界に認められつつある。特に玉ねぎは世界の企業にも認められ、契約農場や外資系の会社の出資で、後継者不足の変わりに外国人労働者が田んぼの主役に変わってきたところさえある。大農場をきりもりする女性(54)は「この歳になって英語を覚えらなあかんやて、時代やな」と農作業と英会話に忙しい。
市の若手幹部職員(40)は「税収も増えており、住民サービスは関西州でもトップレベルです」と胸を張るが問題はまだまだ山積みのようだ。島外の民間企業出身の市長と中央官僚出身の副市長はますます遠い存在となり、住民からは不満の声が続出し、20年前の淡路島を返して欲しいと署名を集める市民団体すら出てきた。
すべて空想ですが、未来の淡路島について考えることも大事です。新聞記事みたいになってしまいました・・・。未来の淡路島の発展をこの目で確認したいですね。長生きしたいものです。
お問い合わせはご遠慮願います・・・。
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