小学生だったころの僕は「男はピアノを弾かないもの」と勝手に決め付けていた。同級生の男でもピアノをならっていたのは確か2人ぐらいだったように思う。失礼ながらオカマと思っていたぐらいだ。
ところが高校正ぐらいから急にピアノを弾く男性にあこがれ始めたのである。野球部に所属していた僕はそんな時間はないし「甲子園一本」だった。大学時代も遊びが忙しく、社会人になってからはもうあきらめて忘れようとさえしていた。
そんな「果たせそうにない夢」を子どもに託してみたい。坂本龍一、フジコ・ヘミングまではいかなくていいけど将来子どものジャズピアノを聴きながらお酒を飲むのが僕の「夢」である。
父親が63歳にしてピアノの練習をしている。孫とセッションでもする気だろうか。寿命が足りればいいが・・・・。
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