新庁舎の建設について、電話口でお叱りをいただきました。
「財政再建もわかるが、納得いかない」
「新庁舎を建てるのはもったいない、淡路島一市にするんだろ?」
「百歩譲って、淡路市のようなプレハブでいい、なぜそれができないのか?」
的確なご意見であると思いますし、間違ってないと思います。
私に対するご意見はもちろんすべてお聞きし、これまでも参考にさせていただいてきました。意見を聞けない政治家は失格だと思っています。
ただ「世論」といっても、世論をすべてであるかのように考えればそもそも議会も市長もいらないということになってしまいます。
であるからこそ、政治家側からメッセージ・主張を発信しなければならない。努力が足りていないといわれればそれまでですが、今後も特に発信力のある活動をしなければと心に誓っています。
私には、国が示した合併特例制度の中で庁舎を集約し、財政危機状態を何とかして乗り越えるという、どうしても外せない考えがあり、それに近い執行部の案は間違ってはいないと判断し、建設計画に責任を持って賛成しました。
答えはいくつもあると思っていますし、どれがベストであるのかは現時点で100%正解はないと思っています。
「責任を持って」とは、今後も100%の正解にもっていくための努力をしていくという意味です。
プレハブについてですが、計画の25億円の内の建物そのものは約17億円の試算であるので、豪勢な建物にはならないと考えられますし、時代関係なく、豪勢な庁舎などいりません。使い勝手のいい庁舎とすべきです。
私は南あわじ地域で50年60年、あるいはもっと長く使える庁舎を建設し、淡路島が一市となった時の南あわじの中核地として機能させる。そんな道筋をつくって行ければと思っています。
もちろん淡路島一市のあるべき姿を示すのが先ですが、中心地がどこがいいのかという考察も当然含めて進めていきます。
それが議会議員としての議案を可決させた、私の責任だと思うのです。
計画はこれから逐次遂行されていくことになりますが、現時点で、設計業者も決まっていなければ設計図もありません。
庁舎建設については、まだまだチェックしていかなければならない事項も山ほどあります。過大投資とならないよう厳しく注文していきたいと思っています。
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