平成19年度決算、20年度一般会計補正予算、ふるさと納税他のすべての条例を可決・認定し閉会しました。
20年度一般会計補正予算ではバイオマス施設の追加予算(410万円)を否とする修正動議が出されましたが、賛成少数で否決されました。
淡路玉ねぎの残渣処理については、瓦くずの処理と同じように、今後も未来永劫続く課題であり、行政(国・県)特に産地としての南あわじ市が何としても取り組まなければならない、逃れることができない課題です。
これまでも玉ねぎ残渣処理については、行政ならびに、組合、あらゆる企業が試行錯誤を繰り返していますが、残念ながら現状では技術面・コスト面・処理能力等で課題の尽きない発展途上の事業であると認識しています。民間企業も取り組みを始めていますが、市全体としての処理量はあまりに莫大です。
そういった分野であるからこそ国・県の支援を取り付け、地元との関わりの中で、技術革新、検討を加えながら、粘り強く進めていかなければならない事業である考えています。
今回の追加予算については、当然、関係者は責任を免れることはできませんが、一義的には淡路玉ねぎのブランドイメージの維持・向上のためであり、今、最大限の努力をしなければならない時であると考えています。加えて、ここで事業が後退するようなことがあれば産地としての残渣への取り組み意欲もなくなってしまうのではないかと考えた上で、修正動議に反対しました。
瓦を例に挙げると、瓦の三大産地である、三河・石州・淡路の中で、瓦くずの処理(再生)施設がないのは淡路だけであり、一部の大手メーカーから冷ややかな対応を受けているという事実もあります。
いずれにしても、大事な血税であることは間違いありません。完成形を目指し、一日も早く処理施設の稼動を再開し、全国に誇る玉ねぎ産地の処理施設として、メーカー他、関係者の方々に継続して取り組んでいいただかなくてはなりません。
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