今、議員定数について特別委員会を設け議論をしていますが、報酬については「報酬審議会」という市長の諮問機関があり、その中で議員・執行部の特別職等の報酬額が決められています。
3月議会中、報酬、政務調査費を削減すべきでないか?という意見があり、議員それぞれが会派代表者会議などで真剣に意見を出し合いました。結果的には「再度意見調整の必要がある」ということになり本会議では審議しませんでした。
どの議員がどんな考えかは書きませんが、会派の意見もいろいろで、それ以上に議員個々で削減派と慎重派に分かれていたと思います。自分の報酬の額を決めるということは本当に難しいことであり、改めて立場の難しさ、責任の重さを感じます。
僕の意見は「十分な報酬とは思っていないが、行革に本気で取り組む行政体にするため、議会の態度として報酬も政務調査費もカットでよい」でしたが、ほとんど賛同が得られませんでした。
賛同を得られなかったのは「時期尚早」「行革のため」「資質向上のための政務調査費まで」という部分です。
「出田は報酬が十分でないと言っているのに変わったことを言うヤツだ」と思われています。まともに考えると人間は報酬は多ければ多いほど良いと考えるのが当たり前の動物です。僕も自分自身、変わったことを言っていると思います。
「市民へのパフォーマンスでは?」という意見もでました。そんなものであれば削減する必要はないです。このブログで書いていることも「パフォーマンス」と取られるかも知れませんが、僕は報酬に見合う議員活動をしなければという思いでさせていただいていますので報酬カット大賛成ではないということは分かっていただきたいと思います。
その後、いろいろな方に意見を伺いましたが「まだまだムダが多い行政やから、議会は今の報酬でもっと仕事しろ」「議会までが身を削ることはない」「まず定数を減らせ」「議会も執行部も報酬25%カットが妥当」「議員報酬は少ない」「タダでやれ!」「県議会にならって10%減!!」等々ご意見をいただきました。
時間を置いて冷静に考えることにします。
28名の意見調整には妥協が必要です。国会があのような状態になるのもある程度理解できます。国民の負担は減りますが、このままでは国の赤字国債が大量に増え、地方の起債計画や行財政改革にもかなりの影響が出ます。NHKニュースで「早急に明確なルールを作るべき」との意見がありました。その通りだと思います。
淡路島のほとんどのガソリンスタンドは10日~14日後から値下げするようですが、全国では明日から値下げするところも多々あるようです。安いにこしたことはないですが、明日からの値下げは業者が25円かぶります。あるところでは在庫も不安定になるとか。なんともこれは・・・。燃費向上に努めるしかないです。
国を任されている政治家は説明責任を十分果たした上で、的確な判断をしなければならないですが、国民もその説明を十分聞く努力をしなければならないと思います。「国民本位」はその上に成り立つはずのものです。市長・市議会も当然同じです。
淡路島のガソリンスタンドも値下げされているようです。
「見合った活動」という考え方も当然個々バラバラですし、それを見て判断されるのは当然有権者の方々です。
驕らずにがんばります。ありがとうございます。
投稿情報: いでひろ | 2008-04-01 12:07
いでひろさんの主張が正論だと思います。
ただ、報酬に見合った活動・・・というのは驕った考え方のように感じますが。
報酬がどうであれ精一杯のことをするのが大事なのではないでしょうか。
失礼を致しました。
投稿情報: ヨーシャン | 2008-04-01 11:13