2年間、総務常任委員として財政や街の総合計画について活動を行いました。2年で十分というものではないですが、今年は別の委員会に所属することにしました。
今の日本人はマナーとルールが確立された素晴らしい民族であると同時に競争意識・郷土愛が低下しているように思えてなりません。特に若い世代に多い傾向です。
「今の若い衆はなっとらん、苦労してへん」と先輩方から言われますが、それは違います。時代が違うためです。僕は子どもの時から米も、学校も、塾も、ファミコンもありました。当然戦争も知りません。昔のように過酷な生活環境ではないのですが、誰もが自分、家族、周辺の生活レベルをもっといいものにしたいという願望はあります。格差社会といいますが、格差は結果であり、問題は競争の仕方です。誰もが競争できる環境なったとしても格差はあります。
企業・大学・自衛隊・カジノ(一部でしょうか?)を誘致してはどうかという意見があるのは当然です。しかし、淡路島の企業・市民が競争をして事業を拡大して生活レベルを上げていくことこそが淡路島の活性化のもっともの近道であるということの認識は忘れてはいけないと思います。
マナー・ルールも大事ですが、それ以上に次の働き盛りの世代に対して競争意識・郷土愛を感じてもらうことが大事ではないでしょうか?
あと重点的に活動してきた少子対策については「市単独でも不妊治療費の助成」をすべきとずっと考えています。
出産祝い金(第1・2子に3万円、第3子に10万円)はすでに洲本市・淡路市は取りやめています。
第二子以降保育料無料は全国的に広めるべきとの考えから大賛成ですが、当然南あわじ市だけの施策であり、このままで淡路島の人口が増えるものではありません。
「地域ぐるみの子育て」も言葉では簡単ですが、自分も地域に溶け込んでやれることをやっていかなければならないと考えています。
僕ら世代は「鍵っ子」という言葉が流行った時代です。学童保育なんていうものは昔はありませんでした。なぜ必要とされるようになったのか、なぜ税金を使わなければならないのか、推進していきたい気持ちは変わりませんが、本当に必要な人に利用していただけるようなものにしていかなくてはならないと考えています。
文化面は私的な考えも多々ありますが「文化がなくなれば国は滅びる」精神で次の世代に推進していきます。
健康問題は「健康について考えてもらうきっかけ」が必要です。僕はこの年になってようやく肥満が体に悪いことに気づきました。人間の基本は健康です。
環境問題についても「考えてもらうきっかけ」が必要ですね。行政だけがやるものではありません。
だらだらと書きましたが、国保・介護保険・後期高齢者医療制度・市内の健康福祉施設・ごみ・環境問題・伝統芸能などが所管になります。文教厚生常任委員会の活動の中でじっくりとこれからの淡路島について若いなりに考えていきたいと思っていますので、ご意見・ご指摘をいただきますようよろしくお願いします。
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