総務常任委員会で歓迎の意をこめて(個人的には淡路島に風車がバンバン建って複雑な思いもありますが)「阿那賀の風車」の視察(特別に敷地に入れていただき)に行ってきましたのでご報告いたします。
北海道根室市のクリーンエナジーファクトリーの100%子会社「CEF南あわじウィンドファーム株式会社」が建設を進めています。
2500kwの風車(ドイツ製)を計15基設置し37,500kw、一般家庭の約12,000世帯分(南あわじ市の2/3)の電力をまかなえる規模だそうです。支柱の高さは85m、3枚の羽根の直径は88mで国内最大級、完成予定日は来年の5月31日、年末から試運転に入るとのことです。見た目ではあと羽根の取付けを一基残すのみとなっています。
周辺住民の方からの要望、心配事などはコンサルや工事業者が地元に入って説明会などを開かれているとのことでした。
この世のモノ?ここは淡路島か?という感じです。
書き込みありがとうございます。津井地区で説明会がなかったことは実は同僚議員から聞いています。僕も個人的に複雑な思いでこの工事を見ていました。後からこのような意見で申し訳ありません。
僕の住む阿万西町からは市が運営する風車が見えます。周辺には電柱が乱立し地元民の僕としては今も正直歓迎していません。
山が切り取られ、100mもの鉄柱が建って、クリーンエネルギーとはなかなか頭で理解しても心情的には悲しい面もあります。
水の流れを心配している声が議会に届けられ地元の議員さん方が一度現地に入っているようですので、後日詳細を調べまして連絡させていただきます。
簡単なコメントで申し訳ありません。
投稿情報: いでひろ | 2006-11-15 22:17
はじめてコメントします。
長文失礼(^^:
CEF南あわじウインドファーム株式会社が行う風力発電事業を行おうとしている土地は旧西淡町の伊加利、阿那賀、津井に囲まれており、隣接する地区住民には予め事業計画、工事内容についての説明や同意が必要であると考えるが、少なくとも私が住んでいる津井地区に対しては、そのような伺いはなく、知らぬ間に現在のようなところまで工事が進んできました。
風力発電事業が行われている西路山は、過去にもゴルフ場などでは大きな被害が出て漁業補償などから事業が行き詰まり、利口な企業なら手を出しにくい山であります。
株式一部上場の大企業「きんでん」が先頭にたってこの事業を展開しています。
風力発電のようなエネルギーに関する事業には、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構法(平成14年法律第14 5号)が行う経済産業省からのエネルギー使用合理化事業者支援補助金が交付されることになっております。
風力発電や太陽光発電はクリーンエネルギーという水戸黄門の印籠のような部分があって、地元住民には「ノー」と言いにくい面があります。
西淡阿那賀地区、中でも丸山港周辺は「鯛の生き造り」発祥の地として淡路島の観光面特に重要なところです。
なのに住民に十分な説明をせずに、一部の人たちの甘い判断からハンを押し進められてきた風力発電工事が、完成間近となってしまっています。
こんないわくつきの山に、大開発による周辺の災害の危険が考えられる以上、もしもの場合、補償問題などの取り決めがないまま、供用開始となってしまうのではと思うとこのまま放っておくことが出来ません。
環境影響評価審査会(会長 藤井正美)からCEF南あわじウインドファーム事業に係る環境影響評価準備書の審査についての答申書を守っているとは思えません。
平たく言えば、兵庫県知事の諮問に環境影響審査会がこの事業に対する注意点を答申したのであるから、その監督すべき兵庫県が、事業者が法を守って工事をしているかどうかを厳しく監督しなければならないのです。
事業の実施に当たっては、事前に地域住民に十分説明を行うとともに、要望・苦情等に適切に対処することと書いてあるのに、工事の協定書も供用開始からの日常運転における協定もありません。
CEF南あわじウインドファーム株式会社は、環境影響審査会が審査した答申書を無視しているのでしょうか?
このような事業所と協定書を結んでも、その協定が守られるかが疑問です。
協定書を交わすということは、お互いを理解し協力することで、双方が得心した関係になるということだと考えます。
風力発電事業を行おうとしている土地は、何度も言うように過去に災害が発生した前例があり、新規事業者としてCEF南あわじウインドファーム株式会社とは初めて関係する企業であることから、補償能力は未知数です。
資産内容とか経営計画を公表してもらって、兵庫県なり南あわじ市の議員さんや行政マンたちにしっかりと監視してもらわないと住民として不安です。
過去の実績から(災害が何度も起きたことがある)補償準備金として供託金を積んで貰おうと考えるのは当然でしょうねえ。
私たちは、文明社会に住んでいる以上、電気を使わずに生きていくことは難しい。
電力を得るためには、火力、水力、原子力などありますが、その中では太陽光発電などと並んでクリーンエネルギーである風力発電に対する理解はします。
これからの人類がよい環境で生きていくためにも協力をして行くことは当然のことだと思っています。
しかし、多くの人々の為にここに住む、いわゆる僻地の人間が犠牲になっても良い理屈はありません。
兵庫県の考えでは、淡路島を観光立島と位置付けしようと考えているようですが、風力発電施設はそのひとつになれるでしょうか?
風力発電を観光とするにしても、今工事が進められている風力発電建設地には観光バスが侵入する道路計画はないし展望台などの計画もありません。
単なる営利目的、悪く言えば補助金目的の企業でしかありません。
異様にそびえ立つ風車を見て、景観が良くなったという考えの人の声を聞きません。
この事業は、最初からボタンを掛け間違ったような気がしてなりません。
投稿情報: ランクル | 2006-11-15 21:54